愛媛県 秋のプライドフィシュ「燧灘のガザミ」をご紹介!
全国プライドフィシュ紹介第115弾!
秋::燧灘のガザミ(旬10~2月)をご紹介します。
養分を蓄えて引き締まった身は濃厚なミソと合わせて味わいたい
プライドストーリー
・良好な環境で育つガザミは、殻の中に旨みを凝縮。 内子がたっぷり入ったメスはまさに至高の逸品
・高級品と名高い、貴重な資源。 ガザミの性質を利用して積極的な保護活動を実施します
瀬戸内海中央部の燧灘(ひうちなだ)は、ガザミ(ワタリガミ)の好漁場。ガザミの生育に適した砂地であり、好物であるタコが数多く生息しています。ガザミが一番おいしくなるのは、秋から冬。身が締まりミソが充実して絶品です。さらに鮮やかなオレンジ色の内子が入ったメスは、まさに最高のごちそう。高タンパク・低脂肪で、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルを多く含むことも、魅力のひとつです。 地元では欠かすことのできない食材であるガザミ。地元の西条祭りや新居浜太鼓祭りなどの秋祭りに、家族や客人へのふるまいとして提供され、重宝されています。
高級品と名高い、貴重な資源。
ガザミの性質を利用して積極的な保護活動を実施します
近年全国的に漁獲量が減り、国産物は高級品となっているガザミ。そこで漁師たちが注目したのは、ガザミが産卵期には数百万粒もの卵を3回程度産卵するという性質です。資源の再生産へ向けての有効方法として、燧灘の漁業後継者が中心となり「抱卵ガザミ」の再放流を実施しています。また、ガザミには脱皮のたびに大きくなるという特徴があり、市場での価値も、サイズが上がるほど高まります。かにかごに脱出口を設けているのは、これからの成長に期待できる小型の個体を再放流するため。立派に成長をした個体だけを捕獲する「後捕り」に取り組むことで、高価なガザミの効率的捕獲と、将来の資源確保を両立しています。ほかにも、「かにかご禁漁期間の変更」や「稚ガニの放流」などの資源保護活動も積極的に実施。主に今治市、西条市、新居浜市周辺で水揚げされています。
今回は愛媛県のガザミ(わたりがに)を紹介しました。
第116弾は、高知県 高知春野の「どろめ」を紹介します。
ガザミ(ワタリガニ)に関しては愛知県のプライドフィシュ「愛知のガザミ」をご参考に・・・
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