minato-daizoの日記

魚について色々紹介します。

大阪府 春のプライドフィシュ「大阪のマアナゴ」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第167弾!

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春:大阪のマアナゴ(旬4~6月)をご紹介します。

堺近海は美食家にも認められる一大産地。大きくふっくらやわらかい身が絶品。

 

プライドストーリー

・地域に根差し、幅広い調理法で親しまれています。 寿司や蒲焼、天ぷら、茶碗蒸しなど、いろいろな料理で重宝される万能魚!

・昼は底引き網漁、夜はアナゴ籠漁。 魚の習性を利用して昼と夜で違う漁法で漁獲します

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美食家も認めるアナゴの一大産地、堺近海。美食家として知られる北大路魯山人も、「アナゴがうまいのは堺近海だ」と書き記しています。かつて堺市出島町あたりは「出島穴子屋筋」と呼ばれたほど、アナゴを扱う店が栄えており、泉州地方ではさまざまなアナゴの調理法が浸透しています。そのまま焼いてわさび醤油で食べる白焼きも絶品ですが、天ぷらにして青ネギと醤油をかけて食べるのが泉州流。分厚い身のふっくらとした食感が絶品です。

 栄養価が豊富で、「土用の丑の日」のウナギとともに夏バテ防止に良い食べ物だとされているアナゴ。大阪湾のアナゴは、湾内で孵化せずマリアナ諸島から台湾東側まで回遊し、夏から秋にかけて沖ノ鳥島南方の産卵場で産卵するといわれていますが、まだまだ繁殖に関して謎の多い魚です。卵から孵化した幼魚は「のれそれ」と呼ばれる透明な柳の葉のような幼生になり、暖流に乗って春に大阪湾までやってきます。その後、1年ほどで約30cmに成長。もっともおいしい旬の時期に漁獲され、食卓へと運ばれます。

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昼は底引き網漁、夜はアナゴ籠漁。 魚の習性を利用して昼と夜で違う漁法で漁獲します

 大阪湾は淡路島と紀伊半島に囲まれ、南は紀淡海峡、西に明石海峡という、狭い出入口しかないため海流は穏やかで比較的浅く、海底は砂地のため黒潮に乗って北上してくる「のれそれ(アナゴの幼魚)」にとって、とても棲みやすい環境です。また、成魚になるまでも餌が豊富なためアナゴの成長に理想的な環境です。  マアナゴは春から夏にかけて漁獲されます。マアナゴは夜行性で、ハゼなどの小魚や小エビを好んで食べ、昼間は海底の砂地などに潜んでいます。そのため昼間は底びき網漁、夜間はアナゴ籠漁で漁獲。アナゴ籠漁とは、イワシなどの餌を籠の中に入れ、アナゴが入るのを待ち漁獲する漁法です。漁獲後、堺・春木・岸和田・泉佐野・岡田浦漁協などの大阪府下の漁港で水揚げ。2~3日は水槽で活け越すことで胃の内容物を吐かせ、身に脂をまわし、身から泥臭さを取り除かせています。このような独自の加工を施したアナゴのみを出荷しています。

 

今回は大阪府のあなごを紹介しました。

第168弾は、兵庫県 兵庫のハタハタを紹介します。

あなごについては宮城県のプライドフィシュ「表浜アナゴ」をご参考に・・・

 

こだわり抜いた美味しい漬け魚はこちら!

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愛知県 春のプライドフィシュ「愛知のコウナゴ」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第166弾!

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春:愛知のコウナゴ(旬3~5月)をご紹介します。

脂ののった小さな体には旨みも栄養もたっぷり。 釜揚げや佃煮など、味わい方もさまざま。

 

プライドストーリー

・春の短い間しか味わえない、貴重な春の味。 幅広い調理法で楽しめる、子どもにもうれしい栄養豊富な魚。

・資源管理の模範事例として名高い、愛知のコウナゴ漁。 マリン・エコラベルにも認められた漁業が自慢。

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 標準和名は「イカナゴ」ですが、「コウナゴ(小女子)」の名でよく知られています。体長35cmのシラス期に漁獲し、釜揚げや佃煮、シラス干しにしていただきます。イワシの稚魚である「シラス」や「ちりめんじゃこ」に似ていますが別物で、シラスよりも脂気が多く独特の味わいが特長。丸ごと食べられるため、不足しがちなカルシウムをたくさん摂ることができ、さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富。育ち盛りなお子さんにもぴったりの、食卓の力強い見方です。
 愛知県でコウナゴを漁獲している「愛知県しらすいかなご船びき網連合会」は、厳しい資源管理で全国的に有名です。資源を保護するために資源調査を行って解禁日や終漁日を決定し、春の訪れとともに約500隻の船が一斉に出漁します。このため、愛知のコウナゴは春先23月のほんの短い時期にしか漁獲されません。この厳しい資源管理が認められ、資源保護に積極的に取り組んでいる漁業に与えられる「マリン・エコラベル」が貼られています。ぜひエコラベルの「愛知のコウナゴ」を探してみてください。

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資源管理の模範事例として名高い、愛知のコウナゴ漁。 マリン・エコラベルにも認められた漁業が自慢。

  通称「こうなご船びき網漁業」と呼ばれる方法で漁獲を行います。ひとつの網を2隻の船でひくひき網船と手船、漁獲した魚を港へ運ぶ運搬船の3隻で船団を組んで行動します。春先のほんの一時しか獲れないコウナゴは、まさに春の風物詩。主要産地は南知多町碧南市蒲郡市などです。  愛知のコウナゴ漁は厳しい資源管理を行っており、特に伊勢湾のコウナゴ漁は資源管理の模範事例とされています。平成22年には、全国でも数少ない「マリン・エコラベル・ジャパン」の水産エコラベル認証を取得し、確かな実力を誇っています。

 

今回は愛知県のコウナゴを紹介しました。

第167弾は、大阪府 大阪のマアナゴを紹介します。

コウナゴについては茨城県のプライドフィシュ「茨城のこうなご」をご参考に・・・

 

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静岡県 春のプライドフィシュ「浜名湖のあさり」をご紹介!

国プライドフィシュ紹介第165弾!

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春:浜名湖のあさり(旬3~5月)をご紹介します。

山海の恵みが混ざり合う汽水域で育つあさり。 ふっくらとした身は、滋味に富む深い味わい。

 

プライドストーリー

・山海の恵みが混ざり合う汽水域で育つあさり。 ふっくらとした身は、滋味に富む深い味わい。

・独特の道具を使った漁法で採捕。放流や天敵の駆除など資源保護にも取り組む。

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 静岡県の西部に位置する浜名湖は、海水と淡水が混ざり合った汽水湖。山からの栄養がいくつもの川を下って流れ込み、魚介類のえさとなるプランクトンを育てます。さらに入り江や水深の浅い場所が多く、底質が砂泥となっているため、あさりが育ちやすい生息環境が整っています。

 あさりの水揚げは一年中行われていますが、春先から初夏にかけてのあさりは身入りがよく、味わいが最も豊かになります。春は、あさりが産卵のために栄養をため込んだり、卵などをつくる生殖腺が大きくなる時期。特に、水温が上昇するとエサをたくさん食べてどんどん太るため、1年中で一番おいしくなります。

 貝殻いっぱいに詰まった身はふっくら柔らか。頬張ると、口いっぱいに濃厚な旨味のエキスが広がります。定番の酒蒸しをはじめ、炊き込みごはんや味噌汁、つくだ煮にしても味覚のバランスが崩れず、独特の風味を楽しむことができる逸品です。また、低カロリーであることもうれしい魅力で、ビタミンB12や鉄分や亜鉛などのミネラルを豊富に含み、貧血防止にも効果があると言われています。美しい浜名湖の風景とともに、おいしくヘルシーな旬のあさりを味わってみてください。

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独特の道具を使った漁法で採捕。放流や天敵の駆除など資源保護にも取り組む。

  あさり漁に使うのは、大きな篭がついた熊手状の道具「カクワ」(ほかにクマザラ・ジョレンなどの呼び名がある)です。船から湖内に降りた漁師さんは、湖底をカクワで曳き、あさりを獲ります。カクワは、柄が短いものから長いものでは3m近いものもあり、水深の深い場所では、ステンレス製の脚立のような「ゲタ」という道具を使用して作業します。

 禁漁期間は設けていないため一年中採捕できますが、サイズには規定があります。静岡県漁業調整規則では、殻長2cm以下は採捕禁止。漁業者間ではさらに独自のルールを設け、殻長3cm以上のあさりを選別し水揚げするという制限を設けています。また、一日の水揚量の上限も定めるほか、天然種苗した稚貝の放流や、天敵となるツメタガイの駆除を行うなど、あさりを貴重な水産資源としてその保護・増殖に努めています。 

 

今回は静岡県のあさりを紹介しました。

第166弾は、愛知県 愛知のコウナゴを紹介します。

あさりについては愛知県のプライドフィシュ「あいちあさり」、広島県のプライドフィシュ「広島手掘りあさい」、熊本県のプライドフィシュ「熊本あさり」をご参考に・・・

更にあさりについて詳しくは、こちら!

https://minato-daizo.hatenadiary.com/entry/2018/05/02/140236

 

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石川県 春のプライドフィシュ「石川県産『マダイ』」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第164弾!

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春:石川県産『マダイ』(旬4~6月)をご紹介します。

淡白な白身と濃厚な脂が織り成す春のマダイならではの絶妙な味わいが魅力。

 

プライドストーリー

・栄養をたっぷり蓄えた春がベストシーズン! あっさりとしながらも旨みが深い「桜鯛」がオススメ。

・脂ののった「桜鯛」は漁獲後すぐに冷却。獲れたてそのままの旬の味が楽しめます。

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桜が咲く春、旬を迎えるマダイ。産卵を控え脂がたっぷりのった身体が薄いピンク色をしていることから「桜鯛」とも呼ばれます。初麦を収穫する夏の頃に漁獲されたものは「麦藁鯛(むぎわらだい)」と呼ばれますが、産卵後の身体からは脂が抜け落ちてしまっているため、「麦藁鯛は馬も食わず」と言われるほど。マダイを食べるなら、産卵前の春が一番なのです。

 旨味成分として、グルタミン酸イノシン酸を含み、淡泊な中にも独特の美味しさがあるので、煮ても焼いても刺身でもおいしく、臭みもないため、魚が苦手な人でも食べやすい味わいです。旨味成分であるイノシン酸は分解されにくいため、時間が経っても比較的味が落ちにくいので、「腐っても鯛」ということわざができたのかもしれません。

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脂ののった「桜鯛」は漁獲後すぐに冷却。獲れたてそのままの旬の味が楽しめます

  石川県海域にて、底曳網、定置網、延縄漁などで漁獲されます。漁師は鮮度維持のため、漁獲後はすぐに氷で冷却し、新鮮なうちに水揚げするため、すぐに漁港を目指します。獲れたてのおいしさをお届けるため、さまざまな努力をしています。

 日本海の荒波は海面だけでなく、海底にも起こります。流れが速く複雑な海底に定置網や延縄を設置したり、底曳網を走らせるのは至難の業。しかし、石川の漁師は経験と熟練した技で、見事にマダイを水揚げします。

 マダイの好物はエビなどの甲殻類。マダイは餌であるエビをたくさん食べることで、エビの殻に含まれるアスタキサンチンという色素を補給し、鮮やかな赤い体色を保っています。

 そんなマダイの好物のエビを利用した石川の伝統漁法は毛糸を疑似餌として使う延縄漁です。赤やピンク、オレンジの毛糸をエビに見立てて針に付け、海底に沈めて、エビと勘違いしてかかったマダイを釣り上げます。

 

今回は石川県のマダイを紹介しました。

第165弾は、静岡県 浜名湖のあさりを紹介します。

マダイについては徳島県のプライドフィシュ「鳴門鯛」、愛媛県のプライドフィシュ「愛育フィシュ愛鯛」、大阪府のプライドフィシュ「大阪のマダイ」をご参考に・・・

 

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富山県 春のプライドフィシュ「富山湾のホタルイカ」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第163弾!

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春:富山湾ホタルイカ(旬3~5月)をご紹介します。

プリプリの大きな体、トロリとした中身。抜群の鮮度を誇る味覚は絶品。

 

プライドストーリー

・押し寄せる光るホタルイカの大群は富山でしか見られない特別天然記念物

・全国でも珍しい定置網漁業で漁獲。傷をつけない漁法によりツヤツヤの体を実現。

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富山県のさかな」の1つであるホタルイカ。他県では底曳網で漁獲されますが、富山のホタルイカは定置網で漁獲されるため、傷も少なく、また漁場から漁港までが近いため鮮度も抜群。富山のホタルイカが漁獲される3~5月は産卵期を迎えているため、他県で漁獲されるものより魚体が大きいのも特徴です。  海岸近くまで数百万匹のホタルイカが押し寄せて、闇夜に光り輝く富山湾。これは世界でも例のない珍しい現象として知られており、富山湾の中でも特に常願寺川右岸から魚津市にかけて約15㎞、沖合約1.3㎞の海面は「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されています。  富山湾に数百万匹のホタルイカが押し寄せてくる理由は、海岸から急に深くなる、富山湾独特の地形に由来します。ホタルイカは日中水深200m前後の所に生息していますが、産卵のため、夜一斉に浮上します。そして、産卵後ホタルイカが浅瀬に打ち上げられ一斉に発光する現象を地元では「身投げ」と呼んでいます。一年魚のホタルイカが発する「キューン、キューン」という音が、鳴いているようにも聞こえ、哀愁を誘います。  鮮度の良い状態で茹でたホタイルイカは、胴が丸くつやがあり、足は丸まっています。外はプリプリで中はトロリとした獲れたての味は絶品です。調理方法はボイルや唐揚げ、黒作り、沖漬けなどさまざまで、どの料理も抜群のおいしさです。

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全国でも珍しい定置網漁業で漁獲。傷をつけない漁法によりツヤツヤの体を実現。

 県内全ての漁港で水揚げされますが、主な水揚げ漁港は新湊漁港、四方漁港、岩瀬漁港、水橋漁港、滑川漁港、魚津漁港。富山湾ホタルイカは定置網(マント網式)で漁獲されます。定置網によるホタルイカ漁は全国でも富山でしか行われていません。定置網で漁獲されるため、魚体が傷つきにくく、また漁場が漁港や加工場にも近いこともあり、富山の主力商品である、ボイルホタルイカや刺身をはじめとする鮮度を生かしたおいしい商品がつくられています。  富山県にはホタルイカの魅力を紹介する「ほたるいかミュージアム」や海上ホタルイカ漁の見学や発光現象を見学できる「ほたるいか海上観光」などがあります。

 

 今回は富山県ほたるいかを紹介しました。

第164弾は、石川県 石川県産『マダイ』を紹介します。

ほたるいかについては兵庫県のプライドフィシュ「浜坂産ホタルイカ『浜ほたる』」をご参考に・・・

 

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神奈川県 春のプライドフィシュ「小田原のアジ」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第162弾!

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春:小田原のアジ(旬4~5月)をご紹介します。

まるく太った黄金の体は脂がよくのり旨みたっぷり。

 

プライドストーリー

・餌の豊富な海域で大きく育つ小田原のアジ。 近年人気が高まる、春の味わい

・小田原の定置網漁業を支える、市を代表する魚

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小田原市を代表する春の魚、アジ。市の魚として「メダカ」とともに親しまれ、市の定置網漁業を支えています。

 アジは本来回遊性ですが、小田原では、伊豆から大磯にかけて続く餌の豊富な岩礁地帯に居着いて暮らしています。「根付きのアジ」と称され、黄金に輝く魚体から「キアジ」とも呼ばれています。餌をたくさん食べて育った根付きのアジは回遊性のアジに比べ、よく太り脂身が豊富。旨みをたっぷりと含んでいます。

 そのため、昔から干物や加工品などに利用され、小田原市の重要な産業にもなっています。

 近年漁獲量が少なくなっている中、大変美味かつ貴重な存在として、人気が高まっています。

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小田原の定置網漁業を支える、市を代表する魚

 米神や石橋の定置網で一年中漁獲され、小田原漁港に水揚げされますが、「鯵」という漢字のとおり、旬は「参月(旧暦。今の4~5月)」です。

 小田原のアジは小田原の主力漁業である定置網で獲られます。定置網とは、魚を誘い込むように魚の通り道に網を仕掛け、中に入った魚を獲る漁法で、小田原では米神・石橋・江之浦・根府川に大型定置網の漁場があります。小田原を含む相模湾西部の定置網による漁獲量の90パーセント以上は、小田原市と周辺地域で消費されており、定置網漁業は極めて重要な漁法です。

 また平成10年には小田原提灯を模した白灯台もでき、さらには小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会を立ち上げ、水産加工品ブランド「小田原城前地魚」の販売や飲食店の案内などの取組を行っています。

  

今回は神奈川県のアジを紹介しました。

第163弾は、富山県 富山湾ホタルイカを紹介します。

アジについては長崎年のプライドフィシュ「真あじ(ごんあじ・野母ごんあじ)」、大阪府のプライドフィシュ「大阪のマルアジ」をご参考に・・・

 

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東京都 春のプライドフィシュ「東京(大島)のトコブシ」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第161弾!

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春:東京(大島)のトコブシ(旬3~7月)をご紹介します。

やわらかい身と食感が絶妙。島の海で採れる高級貝。

 

 

プライドストーリー

・甘辛く煮た「トコブシ煮付け」は大島の郷土料理! おかずに、おつまみに。至福の味を堪能ください。

・大島の豊かな海域で行われる素潜り漁。 熟練の漁師が、東京産トコブシの9割を漁獲しています。

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複雑な海底地形と黒潮などの海流と相まって好漁場が形成されている大島周辺海域で、トコブシは漁獲されます。トコブシはアワビの仲間(ミミガイ科)で、主に潮間帯の転石に生息。水深20mくらいまで分布していて、殻長は7cmほどにもなります。貝殻の形によって、丸みがあり空が膨らんでいるフクトコブシ型、薄く成長脈が強いナガラメ型、トコブシ型の3型に分類されますが、大島で採れるものは大半がフクトコブシ型。そのなかで殻長4.5cm以上のものを、「東京(大島)のトコブシ」と呼んでいます。  かつては磯で手軽に採れていたトコブシですが、現在では量が激減し高級なものになりました。味や栄養素はアワビとほぼ同じですが、アワビとは違い熱を通しても硬くならず、やわらかいのが特徴。大島では、トコブシを醤油と酒と砂糖で殻ごと煮込んでつくる「トコブシ煮付け」が郷土料理として知られています。また、新鮮な魚介類が展示販売される海市場では大島町の優良特産品に選ばれているトコブシ煮付けの商品が販売されています。甘辛く味付けされたトコブシは、ご飯のおかずにも酒のおつまみにも最高!ぜひ口にして至福の時を感じてください。  また、トコブシは別名で「フクダメ」と呼ばれることから、「福がたまるように」と願った縁起ものとしても扱われます。節句の神饌のひとつとして、おせち料理の重箱の4段目に入る煮物として用いられることもあります。

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大島の豊かな海域で行われる素潜り漁。 熟練の漁師が、東京産トコブシの9割を漁獲しています。

 東京都産のトコブシは、約9割が大島全域で採れたもの。国立公園に指定されている大島全域で漁師による素潜り漁で水揚げされます。海面で空気を吸い込んで一気に海底に潜り、一匹一匹捕獲するこの漁はまさに職人技。近年、漁師の高齢化が進んでいますが、息の続く限り潜水を続ける素潜り漁で鍛えられたその身体は強く、達者で元気です。  貴重な海の恵みを守るため、禁漁期間や禁漁区間(育成区間)の設定、漁獲サイズの制限など、資源管理を徹底。さらに、毎年95,000匹の稚貝を海中に潜り岩礁へ置き放流するなど、貴重な海の幸を守るための熱心な取り組みも行っています。この稚貝の約2割程度が天然海域でたくましく成長し、漁獲されています。 

 

今回は東京都のトコブシを紹介しました。

第162弾は、神奈川県 小田原のアジを紹介します。

 

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