minato-daizoの日記

魚について色々紹介します。

熊本県 夏のプライドフィシュ「川口産 大和蛤」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第65弾!

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夏::川口産大和蛤(旬6~8月)をご紹介します。

“川口産大和蛤”は川口漁協で漁獲される希少価値の高い『本ハマグリ』! ハマグリ特有の濃厚な出汁が味わえる“お吸い物”が一番!塩だけでとてもおいしい!

 

プライドストーリー

熊本県の主要ハマグリの生産地は、河から運ばれる栄養と砂がたっぷりの河口の干潟域 “川口産大和蛤”の主要漁場は有明海の緑川河口域にある川口漁業協同組合の漁場!

・漁師はジョレンやヨイショを使い分けて漁獲します! また、ハマグリ資源を回復させるため、漁業者は様々な取組を実施!

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熊本県は、有明海八代海不知火海)に広大な干潟を有し、全国でも有数のアサリやハマグリ等の貝類の産地です。豊かな有明海八代海には、広大な干潟が広がっており、アサリやハマグリ等の貝類のすみかとなります。また、有明海八代海は比較的穏やかで温暖な海であり、餌となるプランクトンも豊富にあるため、ぐんぐん育ちます。熊本県の主要ハマグリの生産地は河口の干潟域にあり、菊池川河口域・白川河口域・緑川河口域・八代海湾奥東部・球磨川河口域の5つに大別されます。このうち最も漁獲量が多いのは有明海の緑川河口域にある川口漁業協同組合の漁場です。  ハマグリといえば、日本海沿岸に広く分布する小型二枚貝で、日本で流通しているハマグリ類は、ハマグリ(本ハマグリ)・チョウセンハマグリ・シナハマグリの3種類があり、いずれも全国で「ハマグリ」として売られていますが、ほとんどがチョウセン・シナハマグリで、本ハマグリはごくわずかです。その中でも 熊本県の川口漁協で漁獲されるハマグリ(川口産大和蛤)は、全て日本で昔から採られている「本ハマグリ」で、古くから平安時代の貴族の女性が遊んだ貝合わせのように日本人とは縁の深い水産物の一つですが、現在は全国でも希少価値の高い品種として絶滅危惧種にも指定されています。  吸い物にするとハマグリ特有の濃厚な出汁で、塩を入れるだけでとてもおいしくなります。特に旬の時期のハマグリは、殻いっぱいに身が詰まっており、プリプリとした食感が楽しめます。おすすめの食べ方は、お吸い物・焼きハマグリ・酒蒸しなど、ハマグリならではの貝の旨みをお楽しみください!

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漁師はジョレンやヨイショを使い分けて漁獲します! また、ハマグリ資源を回復させるため、漁業者は様々な取組を実施!

 ハマグリの漁場は、砂泥質の干潟域に形成されており、地盤の高い漁場ではジョレンやガンヅメ、地盤の低い漁場ではヨイショ(腰巻きジョレン)を用いて漁獲されています。漁獲されたハマグリは、ユリ目と呼ばれる道具でふるいにかけられ、殻幅1.7cmと3.5cmの2種類のサイズに選別され、出荷されます。  熊本県のハマグリ生産量は、昭和40年~50年代前半には4,000トンを超えることもありましたが、昭和50年代後半から1,000トンに減少し、近年では100トン前後の生産量となっており、大幅に減少しました。ハマグリ資源を回復させるため、漁業者は殻長30mm以下のサイズのハマグリを採捕することを禁止したり、夏(7~8月)の産卵時期には出来るだけ休漁したり、ハマグリ保護区を設置したりと様々な取組みを実施しています。

 

 

今回は熊本県のはまぐりを紹介しました。

第66弾は、宮崎県 マヒマヒ(シイラ)を紹介します

はまぐりについては茨城県のプライドフィシュ「鹿島灘のはまぐり」をご参考に・・・

 

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大分県 夏のプライドフィシュ「大分ヒラマサ」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第64弾!

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夏::大分ヒラマサ(旬6~9月)をご紹介します。

安定した養殖体制で上質のヒラマサをご提供。

ほどよく脂の乗った上品な味わいが自慢

プライドストーリー

・ほどよい脂の乗りが、夏季にうれしい。さっぱりと上品な、養殖のヒラマサ

・人工稚魚により、価格が安定化。年間通じて上質なヒラマサを出荷しています

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適度な歯ごたえと、脂がほどよく乗った上品な味わいが特徴です。夏季にもさっぱりと味わうことができるのはもちろん、年間を通じて美味しくいただくことができます。

 ヒラマサはヒラソやヒラスとも呼ばれ、見た目はブリと非常によく似ています。ヒラマサとブリの見分け方はいくつかあり、一つは目から鰓蓋(えらぶた)までの長さです。目から鰓蓋までの長さが短いのがヒラマサ、長いのがブリです。皆さんもぜひ見比べてみて下さい。

 一般的に、ヒラマサの養殖は種苗の価格や数量の乱高下が激しい中国産天然種苗に依存しており、計画的な種苗の導入が難しいとされています。大分県では、水産研究部が開発した種苗生産技術による人工種苗を採用したヒラマサの養殖に成功。(公社)大分県漁業公社が平成25年から種苗生産・供給を開始しました。資源保護の観点からも優れていることから、人工種苗を使って養殖したヒラマサをプライドフィッシュとして選定致しました。  上品な脂がのった身は絶妙な歯ごたえと、味わいが楽しめる逸品です。

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人工稚魚により、価格が安定化。年間通じて上質なヒラマサを出荷しています

大分県はヒラマサの生産が全国の約3割を占めており、2013年には生産量が全国1位を誇ります。しかし一方では、天然種苗の漁獲量に左右されるという難点も抱えていました。これを解消したのが、(公社)大分県漁業公社による人工種苗の供給です。人工ふ化させて育てた種苗が、価格や量が不安定な天然種苗に代わって、大分県のヒラマサ養殖を支えています。水揚価格が天然の漁獲量に左右されるブリとは違い、ヒラマサは天然魚の水揚量が少ないので、水揚価格は比較的安定しており、生産者として大変安心できます。

 主な生産地は臼杵市佐伯市で、大分県漁業公社から人工種苗を仕入れて養殖し、活魚や鮮魚等で出荷しており、トレーサビリティーも明瞭化されています。

 陸上水槽で産卵・受精させ、受精卵を回収し、孵化させます。孵化後約60日経つと体長が約10㎝まで大きくなり、海の生簀に移されます。これを「沖出し」と言います。その後、約2年間かけて4㎏前後まで大きくし、出荷します。

 

今回は大分県のヒラマサを紹介しました。

第65弾は、熊本県 川口産 大和蛤紹介します

 

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長崎県 夏のプライドフィシュ「長崎のイサキ」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第63弾!

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夏::長崎のイサキ(旬6~9月)をご紹介します。

抜群の脂ののり、癖のない風味。どんな調理法でもおいしい白身

 

プライドストーリー

・トサカのような背びれをもち、「鶏魚」とも書かれるイサキ。 なかでも産卵期の脂がたっぷりのった「梅雨イサキ」は格別

・県内のあらゆる漁場で水揚げされており、生産量は全国1位を誇ります。

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「伊佐木」と書いてイサキ。背びれのトゲが鶏のトサカに似ていることから、「鶏魚」とも書かれます。産卵期である6~7月にかけての脂がたっぷりのったものは「梅雨イサキ」と呼ばれています。20~30cmサイズのころは体に縞が入っていますが、それよりも大きくなると縞がだんだん薄くなり消えてしまうのが特徴。長崎県は全国有数のイサキの産地であり、生産量全国1位で、約30%を占めます。長崎の恵まれた環境で育つイサキは、身質・脂ののりがよく、全国へ鮮魚で出荷されています。

 ビタミンAが多く、体の発育成長や、皮膚・粘膜保護の効果があるイサキ。癖のない白身で、刺身や寿司をはじめ、塩焼き、煮付け、ムニエル、フライなど、どんな調理法でもおいしい魚です。なかでも濃厚な脂を堪能できる刺身、焼き物がおすすめです。

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県内のあらゆる漁場で水揚げされており、生産量は全国1位を誇ります

西彼半島、五島周辺、平戸周辺、壱岐対馬の県下のあらゆる漁場で水揚げされ、全国の水揚げのうち約3割程度を長崎県が占めています。漁法は釣り、定置網、刺網、吾智網などが主流です。  長崎県の資源管理計画を基に、漁業者は15cm以下のイサキを獲らないよう、自主的な資源管理に取り組んでいます。  また、長崎県五島北部にある宇久島小値賀島周辺では、流れの速い瀬についたイサキが獲れます。この海域で疑似餌を用いて一本ずつ丁寧に釣り上げ、400g以上でウロコの状態が良いイサキを「値賀咲(ちかさき)」と銘打ちブランド化しています。

 

今回は長崎県のイサキを紹介しました。

第64弾は、大分県 大分ヒラマサ紹介します

 

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佐賀県 夏のプライドフィシュ「唐津の赤うに(アカウニ)」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第62弾!

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夏::唐津の赤うに(アカウニ)(旬7~9月)をご紹介します。

「幻のうに」とも称される最高級種独特の甘みと上品な味わいが魅力

プライドストーリー

・食通の間でも高い評価を誇るアカウニ家庭でも濃厚な味を楽しめる加工品も充実

・デリケートなウニは一つひとつ丁寧に漁獲

天然ものと遜色ない品質の養殖ウニも自慢

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食用ウニとしてアカウニ、ムラサキウニ、バフンウニの3種が水揚げされる佐賀県玄海地区。その中でも特に美味とされ最高級の評価を受けているのが「アカウニ」です。漁獲量はとても少なく、「幻のウニ」とも称されています。  主に木製の小箱に並べた板ウニとして出荷され、飲食店では寿司やお造りとして提供されるアカウニ。「塩ウニ」として瓶詰めされたものは、ギフトやお土産、ご自宅用としても人気です。近年では滅菌した海水につけた「塩水ウニ」も生産されており、水揚げ直後のそのままのおいしさを楽しむことができます。塩水ウニをご飯に乗せたウニ丼は、絶妙な塩加減とウニの濃厚な味わいでまさに究極の贅沢です。

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デリケートなウニは一つひとつ丁寧に漁獲

天然ものと遜色ない品質の養殖ウニも自慢

素潜り漁(海士漁)により、海士の手で一つひとつ丁寧に漁獲されています。佐賀県では環境の変化や磯焼け等により、一時期ウニの水揚げ量が大きく減少しました。しかし、生産者による藻場の再生やウニの種苗放流を行うことで、安定的な漁獲ができるように努めてきました。  また、玄海地区では養殖も行っています。養殖方法はカゴ方式とコンテナ方式の二通りあります。カゴ方式は洋上の小割りの筏にカゴを設置し、その中で養殖する方法です。コンテナ式は蓋の付いたコンテナ(カゴ)を海中に垂下して養殖する方法です。餌は天然の海藻を与えているため、天然ものにも引けをとらない品質が自慢です。  それぞれ、カゴやコンテナで囲うことで、ウニを外敵から守り、安定的な供給をすることができます

 

今回は佐賀県の赤うにを紹介しました。

第63弾は、長崎県 長崎イサキ紹介します

 

 

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福岡県 夏のプライドフィシュ「一本槍(釣ヤリイカ/ケンサキイカ・ヤリイカ)」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第61弾!

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夏::一本槍(釣ヤリイカ/ケンサキイカヤリイカ)(旬4~11月)をご紹介します。

黒田官兵衛”にちなんだ、漁師自慢の釣ヤリイカ

福岡に来たときは、『一本槍』ば食べんと損ばい!

 

プライドストーリー

・コリコリとした心地良い歯応えと特有の甘みは、活物の証。 美味しく、安心、安全、漁師自慢のプライドフィッシュ

・スッテという疑似餌で、釣り上げる漁法。 年間を通じて漁獲できるため、いつでもおいしい

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福岡の漁師が筑前海で水揚げした胴長15cm以上の釣ヤリイカ(標準和名ケンサキイカヤリイカ)を、福岡の町を築いた“黒田官兵衛”が所有していた天下三名槍の“日本号”にちなんで、『一本槍』と命名し、美味しくて安心安全で漁師自慢の『一本槍』を食の都福岡の名物の1つとしています。また、『一本槍』は、福岡県内の飲食店等にとって“活魚で刺身を提供・販売”している証にもなっています。

 地元福岡の漁師のおススメの食べ方はなんといっても刺身!透明で美しい『一本槍』の刺身を、醤油につけて、するっと口に入れれば、コリコリとした心地良い歯応えと特有の甘みは、まさに活物の証を味わえます!

 特に、夏場には小魚やエビなどのエサが豊富に繁殖し、それを食べながら『一本槍』も大きく育つため、夏の『一本槍』はより柔らかくて美味!そして、『一本槍』の冷たい刺身は夏場こそより美味しく感じます!

 夏の『一本槍』はケンサキイカしかありませんが、『一本槍』には厳密に3種類あり、年間を通じて獲れるケンサキイカをはじめ、秋~冬に駆けてはブドウイカケンサキイカの仲間)、そして、冬の水温が最も低い1~2月頃はササイカヤリイカ)も水揚げされ、『一本槍』に含まれます。一般的にササイカヤリイカと呼ばれていますが、ここ福岡や近隣の県ではヤリイカケンサキイカと呼んでいます。(標準和名スルメイカは含みません。)

 

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スッテという疑似餌で、釣り上げる漁法。

年間を通じて漁獲できるため、いつでもおいしい

『一本槍』は筑前海全域で水揚げされます。水深が浅い筑前海沖は、潮の流れが程良く、『一本槍』の産卵場であるきれいな砂地が豊富にあるため、良い生息場所となっています。漁法は主に夜炊きと樽流し(たて延縄)があり、ともにスッテと呼ばれる擬餌針で釣り上げます。

 夜炊きとは、夜に光を焚いて(漁火)海を照らし、イカや魚を寄せて釣る漁法です。樽流し(たて延縄)とは、縄にいくつも樽とその仕掛けをつけて釣る漁法で、近年開発されたこの漁法で、夏以外の昼間でも獲れるようになりました。

「福岡に来たときは一本槍ば食べんね!活きてる証で身はコリコリとした食感に甘みがある一本槍ば食べんと損ばい。」「そういや~食わるうとこば教えてなかったね。一本槍ば食わるうとこは福岡県漁連のホームページから見らるばい!」

『福岡県漁連・一本槍』 http://www.jf-net.ne.jp/fogyoren/ipponyari/

 

今回は福岡県の釣ヤリイカを紹介しました。

第62弾は、佐賀県 唐津の赤うに(アカウニ)紹介します

 

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高知県 夏のプライドフィシュ「土佐沖どれキンメダイ」をご紹介!

全国プライドフィシュ紹介第60弾!

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夏::土佐沖どれキンメダイ(旬7~9月)をご紹介します。

変化に富んだ地形が育んだ、ここでしか味わえない貴重な美味

 

プライドストーリー

・「世界ジオパーク」に認定された地形の恵みにより、

深海に生息するキンメダイが近場で獲れる

・釣ったその日に水揚げができるため、 抜群の鮮度が自慢

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キンメダイは深海に生息している魚で、漁場が遠いことがほとんどです。しかし高知県東部地区は急峻な海底地形となっており、近くの漁場でも水深が深くなっていることから、近場でキンメダイが漁獲されます。こうした複雑な海底地形は世界ジオパークに認定されるなど世界的にも珍しく、まさに「土佐沖どれキンメダイ」は、世界ジオパークの恵みを受けた貴重な魚だと言えるでしょう。

 深海魚で常に冷たい海水域に生息していることから、差異はあれどほぼ周年で脂がのっていますが、特に夏場の産卵期前のキンメダイは、魚体も大きくひときわ脂がのった個体になります。上質な脂肪分が多く含まれた身は、刺身、寿司、煮つけ、汁ものなどさまざまな料理に適しており、地元ではキンメダイの照り焼きと旬の刺身を盛りつけた「室戸キンメ丼」が新たな名物として注目されています。良質のたんぱく質、脂質、ミネラルが豊富で、リン・鉄・ビタミンB1B2などを含む栄養価の高い魚です。

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釣ったその日に水揚げができるため、 抜群の鮮度が自慢

「土佐沖どれキンメダイ」は、高知県漁協室戸統括支所・室戸岬支所・加領郷支所で主に水揚げされるキンメダイを指します。この地域は切り立った海底地形により沿岸近くの漁場でも水深が深いため、深海魚であるキンメダイを日戻り操業で漁獲、高鮮度の状態で水揚げすることができます。

 漁法は一本一本丁寧に釣り上げる一本釣り漁法で、大日本水産会からMELジャパン(水産資源と海の環境に配慮した漁業を認証する制度である)の生産段階認証を受けており、生態系を壊さない海洋環境に優しい漁法であることが認められています。

 

 

今回は高知県のキンメダイを紹介しました。

第61弾は、福岡県 一本槍(釣ヤリイカ/ケンサキイカヤリイカ)紹介します

キンメダイについては千葉県のプライドフィシュ「千葉のつりきんめ」をご参考に・・・

 

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愛媛県 夏のプライドフィシュ「来島海峡のアコウ(キジハタ)」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第59弾!

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夏::来島海峡のアコウ(キジハタ)(旬7~9月)をご紹介します。

限られた時期にだけ出会える、幻の高級魚。

市場にもなかなか出回らない来島海峡の至宝

 

プライドストーリー

・鯛よりも珍重されるというプリップリの白身魚

脂がのった旬のアコウは、知る人ぞ知る高級食材

・船の舵が効かなくなるほどの潮の流れと、豊富な栄養が、幻の魚の味覚を育む

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今治市の来島海峡は、「一に来島、二に鳴門、三と下がって馬関の瀬戸」と称されるように、船の舵が効かなくなるほどの速い潮流と、豊富なプランクトンや小魚に恵まれ良好な食物連鎖が繰り返される絶好の漁場。この場所で獲れる鯛の仲間・アコウ(キジハタの別名)は、地元で「幻の魚」と言われる魚です。幻と言われる所以は、その来島海峡に生息し、夏の一時期にしか獲ることができないため。さらに、夜行性のアコウは海底の岩の隙間に棲み、警戒心がとても強く、潮の流れが少し変わるだけで釣れなくなってしまうという敏感な性格も持ち合わせています。このように漁獲が非常に難しく、市場に出回ることが少ないため地元では昔から重宝されてきました。

 プランクトンや小魚に恵まれた海で貯えられた脂と、激しい潮流によって引き締まった身は、白身でありながら深い味わい。刺身や煮付け、さらには鍋物にしてもおいしく、頭や中骨からは良質の出汁が出るため、味噌汁やお吸い物にしても格別。高級食材として珍重されるのも納得の、堂々たる味覚です。今治地方では、一匹丸ごと刺身にした「アコウの活き造り」「アコウめし」「アコウの煮付け」などが郷土料理として食べられてきました。近年では高級食材として、魚価所得の向上と、来島海峡周辺の地域振興に欠かせないものとなっています。

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船の舵が効かなくなるほどの潮の流れと、豊富な栄養が、幻の魚の味覚を育む

アコウの旬は夏場で、多くは「建網」や「底曳き網」という漁法で水揚げされています。「建網」は底さし網とも言われ、魚群の遊泳する海域に、ナイロンを素材とした刺し網をおもりで海底に固定して仕掛けておき、翌朝、網を引き揚げてかかった魚を獲ります。「底曳き網」は、海の底にワイヤーとロープで繋いだ網を下ろし、海底の岩などを避けながら潮流と同じ方向に1時間から数時間ほど網を引いた後、網を海面まで引き上げ、袋網に入った魚介類を船に取り付けたクレーンで引き上げます。

 「幻の魚」と言われてきたアコウですが、定着性が高く放流効果が得られやすいことから、近年は人工的に卵をふ化させて80mm程の大きさにしてから海に放流する「栽培漁業」への取り組みも進んでいます。アコウは他のハタ科魚類と同様に性転換することが知られており、幼魚の頃はオス・メス両方の特徴を持ち、その後メスとして成熟し、体長30~40㎝に達する頃にオスへと性転換します。このようにアコウが成長に伴い性転換するため、かつては卵の採集が困難でしたが、平成18年からは毎年20,000~40,000尾の稚魚を放流することができています。アコウがより多くの人のもとに届くようになる日も、遠くはないかもしれません。

 

 

今回は愛媛県のキジハタを紹介しました。

第60弾は、高知県 土佐沖どれキンメダイ紹介します

 

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