minato-daizoの日記

魚について色々紹介します。

福岡県 秋のプライドフィシュ「カナトフグ(シロサバフグ)」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第117弾!

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秋::カナトフグ(シロサバフグ)(旬8~12月)をご紹介します。

地元で古くから愛されている、カナトフグ!

フグならではの美味を手頃な価格で楽しめる!

 

プライドストーリー

・刺身では、美しく透き通った身の弾力と甘さを堪能でき、 お鍋にすれば、上品なスープを愉しめる!天ぷら、唐揚げもおすすめです!

・大切な海の恵みを傷つけないよう、籠漁にこだわる! 漁師は鮮度保持に努め、むき身を行う加工場へ!

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 福岡県は、天然フグ(トラフグ、シロサバフグなど)の水揚げ量が豊富で、全国的にも上位を誇ります。中でも玄界灘で獲れるカナトフグ(シロサバフグ)は地元でも歴史が古く、昭和の頃から漁獲されています。トラフグと比べて値段も手頃なため、地元では広く昔から愛されてきました。

 カナトフグは、刺身、お鍋、天ぷら、唐揚げ、みそ汁など何にしてもおいしい魚。お刺身にすれば、透明感のある白い見た目とフグ独特の甘い味と弾力のある食感が楽しめ、とても美味!お鍋にすれば、ほろっとほぐれるゼラチン質で淡白な身や、フグのエキスが溶け込んだ上品な旨みのスープから作った雑炊も一興!!地元漁師の家庭では、お鍋やお味噌汁に入れた料理で親しまれています!

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大切な海の恵みを傷つけないよう、籠漁にこだわる! 漁師は鮮度保持に努め、むき身を行う加工場へ!

 主な漁港は、糸島漁協(船越支所、姫島支所、野北支所)、福岡市漁協(西浦支所、玄界島支所)、新宮相島漁協、宗像漁協(鐘崎本所、津屋崎支所、大島支所)、遠賀漁協(柏原支所)です。

 漁法は昔から籠漁で行われています。夜明けと同時に、餌(サバ)を入れた籠(かご)を順次海に投入し、1時間ほど待ってから取り上げて水揚げされます。水揚げ後は、すぐに氷を十分入れた活け間で一尾一尾丁寧に生け締めにされます。そして、十分な鮮度保持が行われる魚倉(漁船の冷蔵庫)で管理され、港に着いた後、出荷されています。

 また、地元では水揚後のカナトフグを水揚げ当日から翌日までには水産加工場へ運び、鮮度の良い状態でむき身に加工して販売しています。中でも、福岡県漁連では、平成12年頃から、この籠漁で獲れた鮮度の良いカナトフグを、ワンフローズンでむき身に加工し、冬場のお鍋用等として販売しています!また、最近、東京のふぐ条例の緩和等の影響で、関東方面にもよく出荷されていますので、ぜひご賞味ください!  さらに、漁業者は、県が定める操業期間(8月1日~12月31日)よりも短い操業期間を設定しながら、地元が愛するカナトフグの資源に配慮して操業しています。

 

今回は福岡県のカナトフグ(シロサバフグ)を紹介しました。

第118弾は、大分県 落ちハモを紹介します。

  

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高知県 秋のプライドフィシュ「高知春野の⦅どろめ⦆」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第116弾!

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秋::高知春野の「どろめ」(旬9~12月)をご紹介します。

日本一の水質で育った透き通る体には海の旨みがぎゅっと凝縮されています

 

プライドストーリー

・土佐ではいわずと知れた生のイワシシラス、「どろめ」。 生食は”ぬた”と合わせて、地元ならではの味を楽しんで

・とにかく鮮度にこだわり抜き、漁獲後から変わらぬ鮮度のままで冷凍! ご家庭に獲れたての味をお届けしています

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土佐では、生のイワシシラス(カタクチイワシの稚魚)のことを「どろめ」と呼びます。「海で泥の中から目だけを出している」ことや、「時化後の濁った海で多く漁獲され、魚体は透明で見えにくいが目だけが確認できる」ことが由来といわれています。

 どろめは、春野漁港から10分圏内の海域で漁獲されています。漁獲したイワシシラスは、水揚げ直後に船内で氷漬けされ、運搬船ですぐに持ち帰り、春野漁港内の加工施設にて真空パックに詰められます。これを急速冷凍して作られるのが「冷凍どろめ」。鮮度にこだわり抜いて製造した「冷凍どろめ」は、まさに漁師の自信作といえます。

 地元では、ぬた(葉ニンニクをすりつぶし、白みそを加えたドレッシング)と合わせたり、豆腐や醤油、塩、酒を入れてつくる「どろめ汁」、豆腐や玉ねぎ、大葉を入れた「どろめの天ぷら」などでいただきます。海のうまみを体にそのまま閉じ込めた「どろめ」、好みの召し上がり方でお楽しみください。

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とにかく鮮度にこだわり抜き、漁獲後から変わらぬ鮮度のままで冷凍! ご家庭に獲れたての味をお届けしています

 どろめは高知県中央部、高知市の西端に位置する春野漁港で水揚げされます。漁場となるのは、近年「仁淀ブルー」と呼ばれる青く澄んだ水で知られる、日本一の水質をもつ仁淀川下流から、坂本龍馬像のある桂浜の沿岸域。春と秋に、夜明け前に出港し、機船船曳網漁業(二艘曳き)により中層域のイワシシラスを狙って漁獲して、魚種と大きさの揃ったものを選別します。選別されたイワシシラスは、漁場から10分程度の距離にある春野漁港へ運搬船を使ってすぐに運び、冷凍。鮮度保持に努めています。

  

今回は高知県のどろめ(生シラス)を紹介しました。

第117弾は、福岡県 カナトフグ(シロサバフグ)を紹介します。

どろめ(生シラス)に関しては神奈川県のプライドフィシュ「湘南しらす」、大阪府のプライドフィシュ「大阪イワシシラス」、茨城県のプライドフィシュ「茨城のしらす」をご参考に・・・

  

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愛媛県 秋のプライドフィシュ「燧灘のガザミ」をご紹介!

 

 全国プライドフィシュ紹介第115弾!

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秋::燧灘のガザミ(旬10~2月)をご紹介します。

養分を蓄えて引き締まった身は濃厚なミソと合わせて味わいたい

 

プライドストーリー

・良好な環境で育つガザミは、殻の中に旨みを凝縮。 内子がたっぷり入ったメスはまさに至高の逸品

・高級品と名高い、貴重な資源。 ガザミの性質を利用して積極的な保護活動を実施します

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瀬戸内海中央部の燧灘(ひうちなだ)は、ガザミ(ワタリガミ)の好漁場。ガザミの生育に適した砂地であり、好物であるタコが数多く生息しています。ガザミが一番おいしくなるのは、秋から冬。身が締まりミソが充実して絶品です。さらに鮮やかなオレンジ色の内子が入ったメスは、まさに最高のごちそう。高タンパク・低脂肪で、カルシウム、鉄、亜鉛マグネシウムなどのミネラルを多く含むことも、魅力のひとつです。  地元では欠かすことのできない食材であるガザミ。地元の西条祭り新居浜太鼓祭りなどの秋祭りに、家族や客人へのふるまいとして提供され、重宝されています。

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高級品と名高い、貴重な資源。

ガザミの性質を利用して積極的な保護活動を実施します

 近年全国的に漁獲量が減り、国産物は高級品となっているガザミ。そこで漁師たちが注目したのは、ガザミが産卵期には数百万粒もの卵を3回程度産卵するという性質です。資源の再生産へ向けての有効方法として、燧灘の漁業後継者が中心となり「抱卵ガザミ」の再放流を実施しています。また、ガザミには脱皮のたびに大きくなるという特徴があり、市場での価値も、サイズが上がるほど高まります。かにかごに脱出口を設けているのは、これからの成長に期待できる小型の個体を再放流するため。立派に成長をした個体だけを捕獲する「後捕り」に取り組むことで、高価なガザミの効率的捕獲と、将来の資源確保を両立しています。ほかにも、「かにかご禁漁期間の変更」や「稚ガニの放流」などの資源保護活動も積極的に実施。主に今治市西条市新居浜市周辺で水揚げされています。

 

 今回は愛媛県のガザミ(わたりがに)を紹介しました。

第116弾は、高知県 高知春野の「どろめ」を紹介します。

ガザミ(ワタリガニ)に関しては愛知県のプライドフィシュ「愛知のガザミ」をご参考に・・・

 

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徳島県 秋のプライドフィシュ「阿波とくしまのアオリイカ」をご紹介!

 全国プライドフィシュ紹介第114弾!

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秋::阿波とくしまのアオリイカ(旬10~1月)をご紹介します。

徳島の海の恵みをいっぱいに受けて育つ甘くてモチモチの絶品アオリイカ

 

プライドストーリー

・生育環境や漁獲・水揚げ方法の良さなど、

すべての要素が織りなす、最高の味わい

・徳島独特のアオリイカ専用定置網が普及。出荷量は、全国トップクラス

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 徳島県アオリイカは、筋肉質に富み、透明感があり美しく美味しいことから人気があり、イカの王様と呼ばれています。アオリイカの魅力は、「極めて強い甘みと、モチモチ食感」。身は適度な弾力を持ち、旨味成分であるアルギニンやグリシンの含有量が多く、非常に甘みがあります。  沿岸の藻場などで4~9月に産卵されたアオリイカの卵は1ヵ月足らずで孵化、その年の10~12月には体重300~1000gに成長し、漁獲の対象になります。寿命はわずか1年。翌年の4~9月に産卵した後、親イカは死んでしまいます。平均体重は、800g程度。3kgもの大物に育つ個体もいます。 “阿波とくしまのアオリイカ”がおいしい理由は、瀬戸内海の豊富な栄養をベースとし、魚類やエビ類といった餌に恵まれた生育環境にあることがあげられます。また、一本釣とアオリイカ専用の小型定置網で漁獲されるため、他の魚類との擦れ合いやストレスが少なく、良好な状態で水揚げされることも、味わいを一層高めています。さらに、大部分のアオリイカは、「水揚から出荷直前まで漁船や陸上の水槽で活魚の状態でいるため、鮮度や活力が高い」ことも大きな特徴の一つです。そのため、徳島のイカの中では最高の価格で取引されています。  なんといっても、透き通るような刺身が最高ですが、天ぷらや一夜干しにしても絶品です。イカ類にはコレステロールを下げると言われているタウリンが豊富に含まれ、健康面からも注目されています。

 

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徳島独特のアオリイカ専用定置網が普及。出荷量は、全国トップクラス

 築地市場の入荷量をみると、徳島県は長崎、三重など西日本の県とともに、出荷量は、全国トップクラスです。主漁期は10~1月。4~8月は、産卵を終えた親イカが死亡するため、この時期はほとんど漁獲されません。漁獲量は、10月には当年生まれの世代が急激に成長して増加し、12月には35%とピークを迎えます。定置網や釣りで漁獲されたアオリイカは、県南の牟岐などに多く水揚げされます。漁獲方法は、様々な形の定置網や釣りによるものが主流。特に徳島県では、全国に類を見ない「角網」というアオリイカ専用の小型定置網が広く普及しています。垣網で進路をさえぎられたアオリイカが、箱状の魚取り部に入網し漁獲されるというものです。1~2人で操業可能なシンプルなものですが、網口の形状や網目の大きさ及び敷設する場所など徳島独特の工夫がなされています。アオリイカが月夜程度の明るさを好むため、アオリイカ狙いの小型定置網では網内部にも適度な光が入るように目合の大きな網が用いられます。徳島県アオリイカの水揚が多いのは、このような独特の網によるところも大きいのではないでしょうか。  一部は活魚として出荷されますが、多くは鮮魚として丁寧に1個体ずつ活け〆され、県内外の市場に出荷されます。徳島県で用いられる活け〆には3種類の方法があります。①果物ナイフで神経と血管系を切断し活け〆する方法、②木槌により眼と眼の間の脳を破壊して胴体内を氷海水で体温を下げてから箱詰めする方法、③竹べらを口中に刺し脳を破壊することで脱血する方法です。本来的な品質の良さに加え、このような丁寧な扱いで、“阿波とくしまのアオリイカ”は、市場で高い評価を得ています。

  

今回は徳島県アオリイカを紹介しました。

第115弾は、愛媛県 燧灘のガザミを紹介します。

  

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香川県 秋のプライドフィシュ「ハマチ三兄弟」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第113弾!

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秋::ハマチ三兄弟(旬10~12月)をご紹介します。

ハマチ養殖発祥の地、香川県歴史と漁師の努力が生むこだわりの味

 

プライドストーリー

三者三様のこだわりを持って生まれた香川県自慢のブランド「ハマチ三兄弟」

・おいしい魚は豊かな漁場から。水温が下がる「冬」を有効活用

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香川県海域の冬季の平均水温は8℃を下回りますが、ハマチは水温8℃では越冬することができません。このため香川県のハマチ養殖は周年飼育・出荷が可能な九州地方などの他産地と比べ、販売上のハンディを負っていました。また、日本の水産物の消費量は減少する一方で、輸入量は増加。養殖業は「作れば売れる時代」から、「高品質で特色のあるものを売る時代」となり、香川県独自のブランドハマチの開発が強く求められていました。そこで生まれたのが、「香川ブランドハマチ三兄弟」です。

                                                    

■長男「ひけた鰤」

 「ひけた鰤」が育つ引田は、ハマチ養殖発祥の地。昭和3年に野網和三郎氏がハマチ養殖の事業化に成功して80年以上が経ちました。今では漁業者の長年の努力と経験により、立派に出世したブリを養殖しています。「ひけた鰤」のエサは生エサと魚粉を混ぜ合わせたMP(モイストペレット)の他、栄養素がバランス良く入っているEP(エクストルーダーペレット)を多く使用。EPを多く与えることにより、過剰な脂肪分が抑えられます。これが出荷後も長時間鮮度が保たれる、おいしいブリの秘訣。夏から秋にかけて大きく成長したブリは、水温の低下とともに絶妙な脂の乗りをみせ、更においしさを増します。「ひけた鰤」であるための条件は5つ。(1)引田漁業協同組合(販売部)が責任を持って取り扱うもの。(2)引田沖養殖漁場の大型小割(25m四方で深さ20m以上)で飼育されたもの。(3)引田漁業協同組合が認めた飼料で育てたもの。(4)夏季の赤潮危険期に引田漁業協同組合が定めた制限給餌飼育を行ったもの。(5)体重4㎏以上のもの。この条件を満たすもののみが「ひけた鰤」として取り扱われます。「ひけた鰤」は、平成20年から地域団体商標の登録を受けています。

■次男「なおしまハマチ」

 「なおしまハマチ」は、芸術の島「直島」で育つ姿も味もアートなハマチ。「なおしまハマチ」養殖のテーマは、健康な魚を育てること。栄養のバランスを心掛けた給餌を行い、毎月1回身体検査も行われています。餌にはケルプミールを添加したものを使用。ケルプミールは、大型海藻(渇藻)の乾燥粉末です。これを餌に1%混ぜて給餌することで、魚の脂肪代謝の促進、抗病性の向上、ミネラルの補給が可能です。さらに、体表のぬめりや体色の鮮やかさも増します。健康状態や肥満度が常にチェックされている「なおしまハマチ」。その特長は、なんといっても速い潮の流れの中で育った、引き締まった身です。過剰な脂肪がそぎ落とされ、ほどよく脂の乗ったハマチは、刺身はもちろんのこと、しゃぶしゃぶ、カルパッチョなどのメニューで堪能することができます。

■三男「オリーブハマチ」

 香川県特産であるオリーブの「葉」の粉末を2%以上添加した餌を、20日間以上与えて育てられたのが「オリーブハマチ」。オリーブの葉には、抗酸化作用の強いポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に含まれています。オリーブの葉粉末を添加したエサでハマチを飼育することで、酸化・変色しにくい肉質へと改善。臭みの無いさっぱりとした味わいが魅力です。世界で初めてハマチ養殖の事業化に成功した、野網和三郎氏の生誕100年とハマチ養殖80周年を迎えた平成20年。香川県の水産関係機関が一丸となり、ハマチ養殖の振興事業に取り組み生まれたのがこの「オリーブハマチ」です。県魚である「ハマチ」と県花・県木である「オリーブ」のコラボレーションは、ここでしか味わえません。

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おいしい魚は豊かな漁場から。水温が下がる「冬」を有効活用

 「ひけた鰤」の養殖場所は沖合6kmの場所にあります。養殖には、一般の10倍以上の容積を誇る25m四方、深さ20m以上の生簀を使用。これにより、天然に近い環境で育てています。ゆったりとした環境で運動量が増え、ストレスもなく育つブリの身はぐっと引き締まります。引田漁協では1月に出荷が終わると生簀を撤去し、養殖漁場の海底耕うんを行います。海を耕すことで底泥の微生物に酸素を届け、微生物の活動を促進。底質の改善を図っています。「ひけた鰤」の養殖漁場は、自然の回復力と生産者の努力によって守られています。

 

 「なおしまハマチ」が育つ直島を含む海域は、備讃瀬戸と呼ばれています。波は小さいものの潮流が速く、秋口からは水温が急激に下がるという特徴があります。この水温の変化こそが、多くの人に愛され続ける「なおしまハマチ」のうまさの秘訣。うまみが詰まり、ギュっと引き締まった身ができあがります。この貴重な漁場を常に万全の環境に整えるため、努力が続けられています。小割生簀の数や養殖尾数は、漁場に見合った数に制限。養殖業場を汚さない適切な給餌を実施しています。また冬場は水温が下がるので、1月までにすべてを出荷し、真冬は漁場を休ませます。こうして、良好な漁場環境を維持しています。また直島漁業協同組合では、平成15年よりいち早くトレーサビリティを可能とする取組を開始。月1回の魚の健康管理を実践しています。

 

 「オリーブハマチ」は、現在香川県内の5地区(引田、小田、志度湾、庵治、直島)で生産されています。平成19年に約6,000尾の生産試験で養殖がスタート。養殖尾数も年々増加し、平成26年度には約30万尾を目標に養殖されるようになりました。オリーブハマチ管理委員会が一定のルールの下に均一で高品質な「オリーブハマチ」を生産するため、オリーブ葉の投与期間や時期等の生産管理、また販売計画、販売数量の把握や商標管理等を行っています。

 

今回は香川県のハマチ三兄弟を紹介しました。

第114弾は、徳島県 阿波とくしまのアオリイカを紹介します。

 

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山口県 秋のプライドフィシュ「山口ののどぐろ」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第112弾!

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秋::山口ののどぐろ(旬9~11月)をご紹介します。

旨みをたっぷり含んだ赤色の体は、上品な脂がしたたる美味

 

プライドストーリー

・味はもちろん、見た目も美しい贅沢な「白身のトロ」

・近年注目を集める高級魚は本州東端地域で水揚げ

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その名の通り、黒いのどが特徴。「白身のトロ」と呼ばれるその身は旨みをたっぷり含んだ上質な脂がのり、焼くと脂が滴るほどです。その身の歯応えは白身魚とは思えない程とろけます。また上質な旨味も特徴です。鮮やかな赤い魚体は、味はもちろん目にも色鮮やかな贅沢な魚です。山口県は日本有数ののどぐろの生産地でもあり、県内各地から下関漁港にのどぐろが集まります。  山口の農林水産物需要拡大協議会では、味や品質に優れ、全国に誇れる商品を「やまぐちブランド」として登録し、販路拡大に取り組んでいます。体重200g以上、脂質が15%以上の「山口県産 のどぐろ」と、そののどぐろを加工した「山口県産 のどぐろの開き」の両方がやまぐちブランドとして登録され、確かな品質を誇っています。

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近年注目を集める高級魚は本州東端地域で水揚げ

 山口ののどぐろの主な漁場は、山口県萩市見島西方沖。水深100m以下の岩礁帯に生息しているため、底びき網での漁獲が主流です。6~8名の漁師が乗った漁船2隻が一組となって操業する沖合底びき網漁業や、小型機船底びき網漁業で漁獲し、主に下関漁港で水揚げしています。沖合底びき網漁業は、脂ののったのどぐろを求め、沖合に出漁し、一度出漁すると約5日間操業します。船上に水揚げすると、のどぐろをサイズ毎(尾立て)に仕分けし、直ちに冷却、きちっと温度管理をすることで鮮度を管理しています。  また、小型機船底びき網漁業は日戻り操業で、こちらも船上で選別を行うなど、市場に水揚げ後、速やかに競り、出荷ができる様、鮮度保持に努めています。

 

今回は山口県ノドグロを紹介しました。

第113弾は、香川県 香川県 ハマチ三兄弟を紹介します。

ノドグロについては新潟県のプライドフィシュ「新潟のノドグロ(アカムツ)」、石川県のプライドフィシュ「石川のノドグロ」、島根県のプライドフィシュ「ノドグロ(アカムツ)をご参考に・・・

 

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広島県 秋のプライドフィシュ「チヌ(クロダイ)」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第111弾!

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秋::チヌ(クロダイ)(旬9~11月)をご紹介します。

「日本人の心の魚」とも呼ばれる漁師にも釣り人にも愛される魚

 

プライドストーリー

・古くから習慣として根付くほど日本人に親しまれています

・日本有数の名産地で育つチヌ。漁獲量は全国一位

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 牡蠣の名産地として全国的に有名な広島ですが、実はチヌ(クロダイ)の水揚げ量も日本一。浅海で漁獲され、漁業者はもちろん遊漁者にも親しまれる人気の魚です。クロダイは、全国各地で呼ばれ方が異なりますが、西日本では「チヌ」と呼ばれます。6世紀ごろ、大阪南部の和泉の国は「茅渟(ちぬ)の国」、その沖の和泉灘は「茅渟(ちぬ)の海」と呼ばれており、その海域でクロダイが多く漁獲されていたことからこの名前が定着したといわれています。今ではチヌは「日本人の心の魚」とも呼ばれるほど、多くの人々に愛され親しまれる魚です。  クロダイは、低脂肪・低カロリーでしかも高タンパクであり、健康によい食品です。また皮に多く含まれているビタミンAには目や皮膚、粘膜などの健康維持に効果があるといわれています。広島県では古くから、産後3日以内の母親にチヌを食べさせる習慣があります。「黒い魚は毒消しになる」「血液の循環がよくなり、母乳がよく出る」などといわれ、県内の一部地域では今でも続けられています。  広島のチヌ(クロダイ)は、消費拡大や流通促進を目指して備後圏域の沿岸4市(広島県福山市尾道市三原市岡山県笠岡市)、漁業関係団体と道の駅等が連携して豊かな水産物を広める「備後フィッシュ」プロジェクトでも取り上げられています。「備後フィッシュ」ではFacebookを通じて情報発信しております。

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全国有数のチヌの漁獲地である広島県。平成20年の漁獲量は536tと、全国の約14%の水揚げを誇ります。

 主な漁法はごち網、一本釣り、小型定置網、刺網漁法で漁獲されます。県内では主に広島市呉市江田島市尾道市など、広島湾周辺で多く漁獲され、水揚げされます。  広島湾は、日本有数のチヌの生息海域。島の岩場やかき筏が多く点在し、チヌが生息しやすい環境となっています。40~50年前のチヌがタイと同等の高級魚とされていた頃は、雑食性でどん欲に餌を食べる性質を利用して、野菜のスイカを餌にした延縄漁業にて漁獲されていました。

 

今回は広島県クロダイを紹介しました。

第112弾は、山口県 山口ののどぐろを紹介します

 

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