minato-daizoの日記

魚について色々紹介します。

静岡県 冬のプライドフィシュ「伊豆の地きんめ」をご紹介!

 全国プライドフィシュ紹介第136弾!

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冬:伊豆の地きんめ(旬12~2月)をご紹介します。

深紅に輝く美しい魚体、濃厚な脂の乗り。 好漁場が近い伊豆ならではの、鮮度の高さが自慢!

 

プライドストーリー

・刺身はもちろん、溶け出す脂のコクを堪能できる煮物も絶品。 静岡が誇る「地きんめ」は、個性あふれる3ブランド

・深海のキンメダイを、「立縄釣り」で漁獲。好漁場を守る取り組みにも積極的

 

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静岡県を代表する魚の一つ、キンメダイ。「伊豆の地きんめ」として知られています。特徴は、真っ赤な魚体と大きな眼。眼は深海でも餌を探し出せるよう大きく発達し、金色に輝いて見えることからキンメダイと呼ばれます。一般的に、キンメダイは深海に棲むため漁場が遠いのですが、伊豆周辺には好漁場があるため、日戻り操業ができる貴重な環境が整っています。日の出とともに漁を始め、その日のうちに帰港、水揚げ、出荷。伊豆の地きんめは、獲れたてで活きがよく、極めて高い鮮度が自慢です。深海で育つ魚ならではの、たっぷりと身につけた皮下脂肪の濃厚な旨味をご堪能いただけます。

伊豆の地きんめは、地域別に3つのブランドを設定。それぞれに個性あふれる味わいを堪能することができます。

 『須崎の日戻り金目鯛』は、下田と利島の間にある漁場で「立縄釣り」で日戻り操業を行い、午後3時までに須崎漁港へ入港、水揚げされた地のキンメダイ。約30隻の漁業者一人ひとりが鮮度にこだわり、水揚げ・選別・箱詰めまでを協力して実施し、速やかに作業を完了させて共同出荷しています。

 『稲取キンメ』は、地元の宴席でいただく伝統料理の主役にもなるキンメダイ。2尾をまるごと甘辛く煮つけ、腹と腹を合わせて盛り付ける『金目鯛の腹合わせ』として饗されます。これは、「腹を割って付き合おう」という意味が込められたもので、祝い事には欠かせない料理。キンメダイが、明治時代から続く地域文化を支える存在になっています。特徴は、やはり日戻り操業による、抜群の鮮度の高さ。長い歴史とともに確立された販路で首都圏へも共同出荷され、高級キンメダイとして珍重されています。(「稲取キンメ」は地域団体商標登録されています)

 『伊東の地きんめ』は、伊豆大島伊豆稲取の間の、豊富な餌に恵まれた海域に生息するキンメダイ。厚みがあり、丸みを帯びていて、ずっしりと小太りした魚体が特徴です。年間通して、こってりと乗った脂を堪能できます。もちろん、漁は日の出とともに操業する日戻り漁。獲れたての活きの良さを誇ります。

3ブランドとも、地域に愛され、人とともに文化を支える自慢のキンメダイです。どうぞご賞味ください。

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深海のキンメダイを、「立縄釣り」で漁獲。好漁場を守る取り組みにも積極的

  静岡県では、伊豆漁協をはじめ、いとう漁協、南駿河湾漁協で水揚げされます。中でも、「地きんめ」は、「立縄釣り」という漁法で、伊豆半島周辺や伊豆七島伊豆大島から神津島にかけての西側を漁場として操業を行っています。

主な漁法となっている、「立縄釣り漁業」で操業しているのは、伊東市下田市東伊豆町です。1本の道糸と幹縄の先に枝縄と釣り針を付け、一番下に2~3㎏の鉄筋の重りを付けた漁具を使って、丁寧に漁獲しています。また、南駿河湾漁協では「樽流し漁」が行われています。

静岡県では、キンメダイという貴重な水産資源を守るため徹底した管理を実施。夜間は操業禁止、体長28cm以下のキンメダイは再放流など、様々なルールを守って行っています 

 

今回は静岡県の金目鯛を紹介しました。

第137弾は、愛知県 愛知のトラフグを紹介します。

金目鯛については千葉県のプライドフィシュ「千葉のつりきんめ」、高知県のプライドフィシュ「土佐沖どれキンメダイ」をご参考に・・・

 

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