minato-daizoの日記

魚について色々紹介します。

高知県 春のプライドフィシュ「土佐さが日戻り鰹」をご紹介!

 

全国プライドフィシュ紹介第25弾!

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春:土佐さが日戻り鰹(旬3~5月)をご紹介します。

その日に釣ったカツオをその日に食べる、格別の味

 

プライドストーリー

黒潮の流れが連れてくる、初鰹と戻り鰹。

とびきり新鮮なカツオを、釣ったその日に味わえる

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高知県は全国一のカツオ消費県で、一人あたりの消費量は全国平均の5倍以上。とりわけ、「目に青葉 山ホトトギス 初ガツオ」と言われるように 昔から春から初夏にかけての初カツオを好んで食します。

 「土佐さが日戻り鰹」は名前の通り、釣ったその日に水揚げされたカツオをその日のうちに食べる鮮度バツグンの贅沢な逸品です。土佐さが(高知県幡多郡黒潮町)では、土佐湾岸近くまで流れ込む豊かな黒潮の流れが、春は初鰹、秋は戻り鰹の群れを連れてきます。それを地元漁師がプロの腕で一尾一尾丁寧に釣り上げ、すぐに漁港へと持ち帰ります。そんなとびきり新鮮なカツオはモチモチした食感が特徴で、古くから港町の味として親しまれてきました。

 新鮮な刺身や有名な藁焼きタタキは、この場所でしか味わえない究極の味。はらぼ(腹の皮)やチチコ(心臓)は塩焼きし、骨などは筍の出汁として使用するなど、捨てる部位がないほどです。また、土佐さがに流れ込む新鮮な黒潮からは極上の「天日塩」が作られますが、その塩でつくった塩タタキも絶品です。加えて、2008年~2009年に高知大学と連携して黒潮町が行った調査では、日戻り鰹にはカルノシンアンセリンヒスチジンなど抗疲労効果や食欲抑制の効果があることが分かりました。

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長い歴史を有する一本釣りは、 カツオと漁師の真剣勝負であり、

環境にもやさしい漁法

高知県の中でも西南地域の幡多郡黒潮町にある土佐さがは、年間を通し南国特有の温暖な気候で、年間平均気温17℃、降水量2,800mm前後と雨が多い所です。この地域では、日本古来の伝統漁法である「土佐カツオ一本釣り漁業」が営々と営まれ、遠方の漁場まで出向く日本トップクラスの漁獲量を誇る船団を有しています。

 「土佐さが日戻り鰹」の一本釣り漁は「なぶら(魚群)」探しから始まり、魚群を発見したらすぐさま活餌(イワシ)をまいて一匹一匹竿釣りします。カツオと人間の勇壮な真剣勝負でありながら、無駄な魚を獲らない自然に優しい漁法です。また、「カツオ曳縄漁業」も盛んです。これは昭和30年代に本格導入された漁法で、総トン数10t未満の小型漁船を使用して1~2人乗りで行うもの。大日本水産会からMELジャパンの生産段階認証(水産資源と海の環境に配慮した漁業を認証する制度)を受けており、資源・海洋環境に優しい漁法であることが認められています。

 

今回は高知県のカツオを紹介しました。

第26弾は、福岡県 メンボ(ウマヅラハギ)を紹介します。

 

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