minato-daizoの日記

魚について色々紹介します。

鹿児島県 秋のプライドフィシュ「秋太郎(バショウカジキ)」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第120弾!

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秋::秋太郎(バショウカジキ)(旬9~11月)をご紹介します。

鹿児島に秋を知らせる魚、「秋太郎」。旨みの詰まった弾力ある身が魅力

 

プライドストーリー

・大きなひれが特徴の、県民に愛される魚。癖のない味わいはどんな料理でも絶品!

・独自の漁法が確立される、カジキマグロ漁業。 旬の時期に県内の各地で漁獲されています

 

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秋に旬を迎え、県本土沿岸に来遊するバショウカジキ。体高よりも大きな背中のひれが芭蕉の葉を思わせることがその名の由来で、バレンやハイオなどとも呼ばれますが、鹿児島県民には「秋太郎」という愛称で親しまれています。到来のニュースで秋の訪れを実感するなど、「秋の風物詩」といえる魚であるバショウカジキ。「かごしま旬のさかな(秋)」にも選ばれています。生産量は全国1位で、消費量もおそらく全国1位の鹿児島県民に親しまれる魚です。

 締まりの良い肉は、刺身はもちろん照り焼きやステーキ、フライなどさまざまな食べ方でおいしくいただけます。肉質は少ししっかりしているので、煮物にもぴったり。鹿児島近海に来遊する9月終わりから10月にかけては、最も脂がのる時季。刺身でいただくのが絶品です。新鮮な身はきれいなピンク色で、主に切り身で売られています。厚みがあるものが味がよく、調理もしやすいとされています。

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独自の漁法が確立される、カジキマグロ漁業。

旬の時期に県内の各地で漁獲されています

 秋になると県内の各地で漁獲されます。主な産地は甑島周辺や、西薩地区です。

 主に定置網漁とかじき流刺網漁業で漁獲されます。かじき流刺網漁業は刺網漁業の1つで、漁具の位置をいかりなどで固定せず、潮流や風力などを利用して網を流すことでカジキを刺させて漁獲します。漁船には1~3人が乗り込み、日没後に出港し、漁場についてからは風上から風下に向かって投網します。その後、浮子網の端にかかり網をつけて船首につなぎ、網とともに漂流します。22時ごろから揚網を開始し、その後夜明けまでにおよそ3回ほど操業を繰り返します。網は長さ1,000m以内で、各市町村の地先沖合が漁場ですが、知事の許可が必要です。

 

  今回は鹿児島県のバショウカジキを紹介しました。

第121弾は、沖縄県 沖縄産車海老を紹介します。

 

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こだわり抜いた美味しい漬け魚はこちら!

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宮崎県 秋のプライドフィシュ「宮崎イセエビ」をご紹介!

 全国プライドフィシュ紹介第119弾!

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秋::宮崎イセエビ(旬9~12月)をご紹介します。

宮崎の秋は「イセエビ」でスタート!

祝いの席を豪華に飾る、めでたさと長寿のシンボル

 

プライドストーリー

・秋の始まりを告げる、宮崎の秋の風物詩。県を代表する魚としてイベントも開催

・禁漁期間を設け、資源を保護。見た目の良さを保つため、漁獲は全て手作業

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9月に入っても残暑の厳しい宮崎県ですが、イセエビ漁が解禁されると秋の近づきを実感します。  その姿の豪華さゆえ、結婚式や祝い事の料理に用いられることが多いイセエビ。腰を曲げたひげの長い老人に見えることから、長寿のシンボルとして知られています。体型は筒のような形状をしていて、全身は棘だらけの殻に覆われています。浅い海の岩場などに生息し、眩しい光が苦手。そのため昼間は岩陰や穴の中に隠れ、夜になると餌を探して活動します。肉食で、貝やウニを殻ごと噛み砕いて食べるほどの強靱な力を持つ甲殻類です。体長は平均20~30㎝ほどですが、なかには40㎝を超える大物も。姿の良さが珍重されるため、身質よりも、大きさ、姿、色で値が付けられています。  調理法は刺身、蒸し、焼きなどさまざま。地元ではまず胴を刺身で食べ、残った頭の部分や殻で出汁をとり、味噌汁にするのが一般的です。  県では毎年9月から11月を「宮崎イセエビいただきマンス」とし、県内の料理店が自慢のイセエビ料理を提供するほか、各地でイセエビにまつわるイベントやフェアを行っています。

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禁漁期間を設け、資源を保護。見た目の良さを保つため、漁獲は全て手作業

 宮崎では、9月からイセエビ漁を解禁します。母親となるイセエビ(抱卵エビ)が夏場に産卵を迎えるため、その漁獲を防止し4月から8月を禁漁期間とすることで資源を守っています。  漁獲は「磯建網(いそたてあみ)」という漁具を用い、10時間ほど網を置き、そこに絡まったイセエビを引き上げます。  イセエビは殻ごと料理に利用されることが多いため、見た目の良さが重要です。触覚や脚に傷がつくと値段が落ちてしまうため、獲れたイセエビは手作業で網から外します。形や大きさが厳しく評価されますが、大きいものほど高い値段がつくとは限りません。需要が多いのは、料理に使いやすいとされる200~300g程のサイズです。  水揚げされる漁協は北浦・延岡市・日向市・宮崎・宮崎市・日南市・南郷・串間市東・串間市と、北から南まで幅広く、秋になるとイセエビ目当ての客で盛り上がりを見せます。

 今回は宮崎県のイセエビを紹介しました。

第120弾は、鹿児島県 秋太郎(バショウカジキ)を紹介します。

イセエビについては千葉県のプライドフィシュ「千葉のイセエビ」をご参考に・・・

 

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大分県 秋のプライドフィシュ「落ちハモ」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第118弾!

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秋::落ちハモ(旬10~11月)をご紹介します。

豊富なエサを食べて再び旬を迎える、たっぷり身が肥えた秋のハモ

 

プライドストーリー

・産卵後の旺盛な食欲を満たしたハモは、 上品で豊かな味わいに磨きがかかる

・身を傷つけないよう細心の注意を払い、 延縄・底引き網漁業で漁獲

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ハモは魚偏に“豊”という文字の通り、上品で豊かな味わいが楽しめる魚。一般的には夏の印象が強く、主に活魚で京都・大阪など関西方面へ出荷されていますが、大分県の漁業者の一押しは、秋の“落ちハモ”です。秋の“落ちハモ”は、夏の産卵後の旺盛な食欲を満たし、たっぷりと身が肥えて脂がのり、非常に美味です。また、晩秋頃になると体表が金色を帯び、見た目にもとても美しくなります。

 大分県には、山国川や八坂川、番匠川など、山からの栄養を運ぶ川が多く存在します(大分県の一・二級河川の長さは九州で一番)。海へと流れ込んだ栄養分によりプランクトンが増え、それらの豊富なエサを食べて脂がのったハモに成長します。

 大分県は全国有数のハモの好漁場〈主に豊前海(中津から佐伯まで)〉を有していますが、とりわけ有名なのは中津のハモ料理です。江戸時代には、中津の魚屋の軒下にハモがずらりと並べられ、大変な賑わいでした。かつて値段の安い大衆魚であったハモは、中津の家庭では一般的に「ハモちり」にして食べられていました。近年のハモ料理は、湯引きや刺身だけでなく、天ぷら、吸い物、茶碗蒸し、しゃぶしゃぶ、酢の物、ハモ寿司、照焼きなど、たくさんの種類があります。

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身を傷つけないよう細心の注意を払い、 延縄・底引き網漁業で漁獲

 大分のハモ漁は、延縄漁業または底曳き網漁業で漁獲されます。ハモの品質の均一化を図るため、サイズ(大・中・小の選別)、蓄養期間(1日以上)、輸送水温(16℃)など、統一した管理のもと出荷しています。中津・宇佐・杵築・日出においては底曳き網にて漁獲され、ハモを傷つけないよう、網を曳く時間をできるだけ短くしています。また、臼杵津久見・佐伯においては延縄漁で漁獲され、帰港後すぐにサイズ別に選別し、専用の水槽で蓄養されます。近年、佐伯湾のハモは延縄漁で傷つけずに漁獲されることから、知名度が上がっています。

 今回は大分県のハモを紹介しました。

第119弾は、宮崎県 宮崎イセエビを紹介します。

  はもについては兵庫県プライドフィシュ「瀬戸内の鱧」、徳島県のプライドフィシュ「とくしまのはも」、山口県のプライドフィシュ「西京はも」をご参考に・・・

 

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福岡県 秋のプライドフィシュ「カナトフグ(シロサバフグ)」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第117弾!

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秋::カナトフグ(シロサバフグ)(旬8~12月)をご紹介します。

地元で古くから愛されている、カナトフグ!

フグならではの美味を手頃な価格で楽しめる!

 

プライドストーリー

・刺身では、美しく透き通った身の弾力と甘さを堪能でき、 お鍋にすれば、上品なスープを愉しめる!天ぷら、唐揚げもおすすめです!

・大切な海の恵みを傷つけないよう、籠漁にこだわる! 漁師は鮮度保持に努め、むき身を行う加工場へ!

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 福岡県は、天然フグ(トラフグ、シロサバフグなど)の水揚げ量が豊富で、全国的にも上位を誇ります。中でも玄界灘で獲れるカナトフグ(シロサバフグ)は地元でも歴史が古く、昭和の頃から漁獲されています。トラフグと比べて値段も手頃なため、地元では広く昔から愛されてきました。

 カナトフグは、刺身、お鍋、天ぷら、唐揚げ、みそ汁など何にしてもおいしい魚。お刺身にすれば、透明感のある白い見た目とフグ独特の甘い味と弾力のある食感が楽しめ、とても美味!お鍋にすれば、ほろっとほぐれるゼラチン質で淡白な身や、フグのエキスが溶け込んだ上品な旨みのスープから作った雑炊も一興!!地元漁師の家庭では、お鍋やお味噌汁に入れた料理で親しまれています!

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大切な海の恵みを傷つけないよう、籠漁にこだわる! 漁師は鮮度保持に努め、むき身を行う加工場へ!

 主な漁港は、糸島漁協(船越支所、姫島支所、野北支所)、福岡市漁協(西浦支所、玄界島支所)、新宮相島漁協、宗像漁協(鐘崎本所、津屋崎支所、大島支所)、遠賀漁協(柏原支所)です。

 漁法は昔から籠漁で行われています。夜明けと同時に、餌(サバ)を入れた籠(かご)を順次海に投入し、1時間ほど待ってから取り上げて水揚げされます。水揚げ後は、すぐに氷を十分入れた活け間で一尾一尾丁寧に生け締めにされます。そして、十分な鮮度保持が行われる魚倉(漁船の冷蔵庫)で管理され、港に着いた後、出荷されています。

 また、地元では水揚後のカナトフグを水揚げ当日から翌日までには水産加工場へ運び、鮮度の良い状態でむき身に加工して販売しています。中でも、福岡県漁連では、平成12年頃から、この籠漁で獲れた鮮度の良いカナトフグを、ワンフローズンでむき身に加工し、冬場のお鍋用等として販売しています!また、最近、東京のふぐ条例の緩和等の影響で、関東方面にもよく出荷されていますので、ぜひご賞味ください!  さらに、漁業者は、県が定める操業期間(8月1日~12月31日)よりも短い操業期間を設定しながら、地元が愛するカナトフグの資源に配慮して操業しています。

 

今回は福岡県のカナトフグ(シロサバフグ)を紹介しました。

第118弾は、大分県 落ちハモを紹介します。

  

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高知県 秋のプライドフィシュ「高知春野の⦅どろめ⦆」をご紹介!

 

 

全国プライドフィシュ紹介第116弾!

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秋::高知春野の「どろめ」(旬9~12月)をご紹介します。

日本一の水質で育った透き通る体には海の旨みがぎゅっと凝縮されています

 

プライドストーリー

・土佐ではいわずと知れた生のイワシシラス、「どろめ」。 生食は”ぬた”と合わせて、地元ならではの味を楽しんで

・とにかく鮮度にこだわり抜き、漁獲後から変わらぬ鮮度のままで冷凍! ご家庭に獲れたての味をお届けしています

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土佐では、生のイワシシラス(カタクチイワシの稚魚)のことを「どろめ」と呼びます。「海で泥の中から目だけを出している」ことや、「時化後の濁った海で多く漁獲され、魚体は透明で見えにくいが目だけが確認できる」ことが由来といわれています。

 どろめは、春野漁港から10分圏内の海域で漁獲されています。漁獲したイワシシラスは、水揚げ直後に船内で氷漬けされ、運搬船ですぐに持ち帰り、春野漁港内の加工施設にて真空パックに詰められます。これを急速冷凍して作られるのが「冷凍どろめ」。鮮度にこだわり抜いて製造した「冷凍どろめ」は、まさに漁師の自信作といえます。

 地元では、ぬた(葉ニンニクをすりつぶし、白みそを加えたドレッシング)と合わせたり、豆腐や醤油、塩、酒を入れてつくる「どろめ汁」、豆腐や玉ねぎ、大葉を入れた「どろめの天ぷら」などでいただきます。海のうまみを体にそのまま閉じ込めた「どろめ」、好みの召し上がり方でお楽しみください。

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とにかく鮮度にこだわり抜き、漁獲後から変わらぬ鮮度のままで冷凍! ご家庭に獲れたての味をお届けしています

 どろめは高知県中央部、高知市の西端に位置する春野漁港で水揚げされます。漁場となるのは、近年「仁淀ブルー」と呼ばれる青く澄んだ水で知られる、日本一の水質をもつ仁淀川下流から、坂本龍馬像のある桂浜の沿岸域。春と秋に、夜明け前に出港し、機船船曳網漁業(二艘曳き)により中層域のイワシシラスを狙って漁獲して、魚種と大きさの揃ったものを選別します。選別されたイワシシラスは、漁場から10分程度の距離にある春野漁港へ運搬船を使ってすぐに運び、冷凍。鮮度保持に努めています。

  

今回は高知県のどろめ(生シラス)を紹介しました。

第117弾は、福岡県 カナトフグ(シロサバフグ)を紹介します。

どろめ(生シラス)に関しては神奈川県のプライドフィシュ「湘南しらす」、大阪府のプライドフィシュ「大阪イワシシラス」、茨城県のプライドフィシュ「茨城のしらす」をご参考に・・・

  

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愛媛県 秋のプライドフィシュ「燧灘のガザミ」をご紹介!

 

 全国プライドフィシュ紹介第115弾!

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秋::燧灘のガザミ(旬10~2月)をご紹介します。

養分を蓄えて引き締まった身は濃厚なミソと合わせて味わいたい

 

プライドストーリー

・良好な環境で育つガザミは、殻の中に旨みを凝縮。 内子がたっぷり入ったメスはまさに至高の逸品

・高級品と名高い、貴重な資源。 ガザミの性質を利用して積極的な保護活動を実施します

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瀬戸内海中央部の燧灘(ひうちなだ)は、ガザミ(ワタリガミ)の好漁場。ガザミの生育に適した砂地であり、好物であるタコが数多く生息しています。ガザミが一番おいしくなるのは、秋から冬。身が締まりミソが充実して絶品です。さらに鮮やかなオレンジ色の内子が入ったメスは、まさに最高のごちそう。高タンパク・低脂肪で、カルシウム、鉄、亜鉛マグネシウムなどのミネラルを多く含むことも、魅力のひとつです。  地元では欠かすことのできない食材であるガザミ。地元の西条祭り新居浜太鼓祭りなどの秋祭りに、家族や客人へのふるまいとして提供され、重宝されています。

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高級品と名高い、貴重な資源。

ガザミの性質を利用して積極的な保護活動を実施します

 近年全国的に漁獲量が減り、国産物は高級品となっているガザミ。そこで漁師たちが注目したのは、ガザミが産卵期には数百万粒もの卵を3回程度産卵するという性質です。資源の再生産へ向けての有効方法として、燧灘の漁業後継者が中心となり「抱卵ガザミ」の再放流を実施しています。また、ガザミには脱皮のたびに大きくなるという特徴があり、市場での価値も、サイズが上がるほど高まります。かにかごに脱出口を設けているのは、これからの成長に期待できる小型の個体を再放流するため。立派に成長をした個体だけを捕獲する「後捕り」に取り組むことで、高価なガザミの効率的捕獲と、将来の資源確保を両立しています。ほかにも、「かにかご禁漁期間の変更」や「稚ガニの放流」などの資源保護活動も積極的に実施。主に今治市西条市新居浜市周辺で水揚げされています。

 

 今回は愛媛県のガザミ(わたりがに)を紹介しました。

第116弾は、高知県 高知春野の「どろめ」を紹介します。

ガザミ(ワタリガニ)に関しては愛知県のプライドフィシュ「愛知のガザミ」をご参考に・・・

 

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徳島県 秋のプライドフィシュ「阿波とくしまのアオリイカ」をご紹介!

 全国プライドフィシュ紹介第114弾!

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秋::阿波とくしまのアオリイカ(旬10~1月)をご紹介します。

徳島の海の恵みをいっぱいに受けて育つ甘くてモチモチの絶品アオリイカ

 

プライドストーリー

・生育環境や漁獲・水揚げ方法の良さなど、

すべての要素が織りなす、最高の味わい

・徳島独特のアオリイカ専用定置網が普及。出荷量は、全国トップクラス

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 徳島県アオリイカは、筋肉質に富み、透明感があり美しく美味しいことから人気があり、イカの王様と呼ばれています。アオリイカの魅力は、「極めて強い甘みと、モチモチ食感」。身は適度な弾力を持ち、旨味成分であるアルギニンやグリシンの含有量が多く、非常に甘みがあります。  沿岸の藻場などで4~9月に産卵されたアオリイカの卵は1ヵ月足らずで孵化、その年の10~12月には体重300~1000gに成長し、漁獲の対象になります。寿命はわずか1年。翌年の4~9月に産卵した後、親イカは死んでしまいます。平均体重は、800g程度。3kgもの大物に育つ個体もいます。 “阿波とくしまのアオリイカ”がおいしい理由は、瀬戸内海の豊富な栄養をベースとし、魚類やエビ類といった餌に恵まれた生育環境にあることがあげられます。また、一本釣とアオリイカ専用の小型定置網で漁獲されるため、他の魚類との擦れ合いやストレスが少なく、良好な状態で水揚げされることも、味わいを一層高めています。さらに、大部分のアオリイカは、「水揚から出荷直前まで漁船や陸上の水槽で活魚の状態でいるため、鮮度や活力が高い」ことも大きな特徴の一つです。そのため、徳島のイカの中では最高の価格で取引されています。  なんといっても、透き通るような刺身が最高ですが、天ぷらや一夜干しにしても絶品です。イカ類にはコレステロールを下げると言われているタウリンが豊富に含まれ、健康面からも注目されています。

 

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徳島独特のアオリイカ専用定置網が普及。出荷量は、全国トップクラス

 築地市場の入荷量をみると、徳島県は長崎、三重など西日本の県とともに、出荷量は、全国トップクラスです。主漁期は10~1月。4~8月は、産卵を終えた親イカが死亡するため、この時期はほとんど漁獲されません。漁獲量は、10月には当年生まれの世代が急激に成長して増加し、12月には35%とピークを迎えます。定置網や釣りで漁獲されたアオリイカは、県南の牟岐などに多く水揚げされます。漁獲方法は、様々な形の定置網や釣りによるものが主流。特に徳島県では、全国に類を見ない「角網」というアオリイカ専用の小型定置網が広く普及しています。垣網で進路をさえぎられたアオリイカが、箱状の魚取り部に入網し漁獲されるというものです。1~2人で操業可能なシンプルなものですが、網口の形状や網目の大きさ及び敷設する場所など徳島独特の工夫がなされています。アオリイカが月夜程度の明るさを好むため、アオリイカ狙いの小型定置網では網内部にも適度な光が入るように目合の大きな網が用いられます。徳島県アオリイカの水揚が多いのは、このような独特の網によるところも大きいのではないでしょうか。  一部は活魚として出荷されますが、多くは鮮魚として丁寧に1個体ずつ活け〆され、県内外の市場に出荷されます。徳島県で用いられる活け〆には3種類の方法があります。①果物ナイフで神経と血管系を切断し活け〆する方法、②木槌により眼と眼の間の脳を破壊して胴体内を氷海水で体温を下げてから箱詰めする方法、③竹べらを口中に刺し脳を破壊することで脱血する方法です。本来的な品質の良さに加え、このような丁寧な扱いで、“阿波とくしまのアオリイカ”は、市場で高い評価を得ています。

  

今回は徳島県アオリイカを紹介しました。

第115弾は、愛媛県 燧灘のガザミを紹介します。

  

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